【都市鉱山発掘記録】金色の純金刻印切手は本物の純金？査定・測定から判明した驚きの真実とは

💡 ※広告について：当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

金色の切手＝純金!? 都市鉱山から発見された“お宝”の正体とは
都市鉱山とは？ジャンクに眠る“お宝”を発掘せよ
発見！ヤフオクジャンクの中に輝く金の切手
ステップ1：重量を測る（評価額算出の基準になる⁉）
ステップ2：裏面を見ると…まさかの展開
ステップ3：ネット相場を調査！コレクター価値は？
まとめ：金色の正体と都市鉱山のリアル
都市鉱山発掘におすすめのアイテム（道具紹介）
関連記事・動画もチェック！

金色の切手＝純金!? 都市鉱山から発見された“お宝”の正体とは

ヤフオクで仕入れた大量ジャンクスクラップの中に、ひときわ輝く金色の切手。まばゆいその姿に、思わず「これ、純金じゃないのか!?」と胸が高鳴りました。

しかし、見た目の輝きに惑わされてはいけません。本当に純金か？重さは？相場はいくら？―慎重な鑑定作業が始まります。

今回は、「都市鉱山系スクラップ発掘」の現場から、リアルな検証記録をお届けします。

都市鉱山とは？ジャンクに眠る“お宝”を発掘せよ

「都市鉱山」とは、廃棄される電子機器や装飾品の中から、金・銀・プラチナなどの貴金属資源を回収するという考え方です。

近年では、ヤフオクやリサイクルショップで仕入れたジャンク品のスクラップから、金や銀といった資源を採掘する“趣味と実益を兼ねた”活動が注目されています。

今回ご紹介するのは、そんな都市鉱山の現場で発掘された「金色の記念切手」にまつわる一幕です。

発見！ヤフオクジャンクの中に輝く金の切手

ヤフオクで落札したジャンクの中には、壊れた時計、金属パーツ、アクセサリー…そんな中にひときわ目を引くアイテムがありました。それが、「金色の記念切手」。

刻印を見ると、「東北新幹線開通記念・昭和57年」の文字。新幹線の美しいフォルムが浮かび上がる豪華な見た目。

「これはもしかして、本物の金!?」という期待が高まります。

ステップ1：重量を測る（評価額算出の基準になる⁉）

まずは基本中の基本。重量を測定します。

使用した秤は以下の2種類：

BOMATA製の中型スケール（1g～30kgまで幅広く対応。どちらかといえば重いもの向け）
精密秤（0.1g単位で測定可能）

切手の重さは、約3.0g。

では、もしこれが純金（24K）だったら…？

金相場（2025年5月頃）：1gあたり約16,400円
3.0g × 16,400円 = 約49,200円

夢が広がる数字です！まばゆいかがやき
＜＜＜＜＜＜爆益電車発射ーおーらい＜＜＜＜＜

BOMATAスケールに金色の切手をのせて重さを軽量している様子、重さは3gだった

BOMATAデジタル台はかりB612　最大軽量30kg

BOMATAデジタル台はかりB612 をYahoo!ショッピングで探す

BOMATAデジタル台はかりB612 を楽天市場で探す

0.1gから量れるスケールを使用しても、同じく3.0gだった。BOMATAは最大計量30kgだが、それでいて1g単位もある程度正確に量れる便利なデジタルスケールだ。

デジタルスケール（最小軽量0.1g〜）

0.1gから量れるスケールを楽天市場で探す

0.1gから量れるスケールをYahoo!ショッピングから探す

ステップ2：裏面を見ると…まさかの展開

うほほーい！興奮冷めやらぬ中、切手をうっかり落としてしまった…よくみると——そこには銅のような赤茶けた地金が…

以前の記事にでてきた銅にそっくりの色じゃないか…

なんだろうこれ…裏側ぜんぶうらっかえしだね。プレス加工（鍛造）の量産品かな

純銅って…

これはつまり、

「金張り」または「金メッキ」の可能性大（メッキ液が純金ってことか？）
表面は金でも中身は銅の可能性

純金ではないかもしれない…現実が垣間見え始めます…

金としてスクラップの価値はなさそうです…ちなみにメッキ製品や非鉄金属（銅）のスクラップとしてあえて評価するならば次のようになります。

金メッキ1gあたりおよそ0.5円　0.5円×3g=1.5円

銅1kgあたりおよそ1,100円（1gあたりだと1.1円）　1.1円×3g=3.3円

※銅はキロ単位での買取のため最低1kg集める必要があります。
但し、上記は製品としての価値を無視しているため、正しい評価とは言えません。
以降は、記念切手や収集品(コレクター価値）の対象として、中古品の価値を探っています。

ステップ3：ネット相場を調査！コレクター価値は？

次に、メルカリ・ヤフオク・Amazonで同様の記念切手の出品情報を調査。

メルカリでの出品価格：1万～6万円　※基本売値は出品者の自由なので、この価格で売れるとはかぎぎらず、評価の基準とは言いづらい。
実際に売れている価格：4,800円（状態良）※過去事例を参照・これが一番現実的なのだが↓
「東北新幹線開通記念特別郵趣セット」の一部として流通（本来はセット品なので本来付属品がある。このため今回手元にあるのは本体だけなので、4,800円から減額して評価するのが妥当か…）

つまり、この金色の切手は**“コレクターアイテム”として一定の価値はあるが、金としての価値はほぼない**という結論になります。

まとめ：金色の正体と都市鉱山のリアル

今回の金色切手のように、見た目が豪華（純金と表記）でも中身はそうとは限らないというケースは多々あります。逆に、刻印が不鮮明な場合や謎の刻印がある場合、まったくないものでも金だったりするときがあり、その辺がロマンあふれるところなのです。

【金属価値】：×（金張りで地金は銅の可能性大）
【コレクター価値】：△～○（市場で4,800円程度で取引された形跡がある）
【ロマン】：◎（都市鉱山の楽しさはプライスレス）

見た目だけで判断せず、素材検査・相場調査といったステップが大切です。

都市鉱山発掘におすすめのアイテム（道具紹介）

用途	アイテム	説明
精密な重量測定	0.1g単位の電子秤	0.01gならもっと精密に量れる
真贋判定	試金石	削るときすになるので、今回はやらなかった…
出品・換金用	メルカリ・ヤフオク	定番のフリマアプリ