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※この記事の内容は、実際の作業を撮影した動画でもご覧いただけます。分解の流れや内部の様子をリアルに見たい方は、記事末尾のリンクからどうぞ。
1. はじめに:エアコンからのカビ臭と健康リスク
エアコンを使用していると、季節の変わり目や長期間使っていないときに「変なニオイ」を感じることがあります。これはカビや雑菌の繁殖が原因で、室内の空気の質を悪化させ、喉の痛みや咳など健康被害を引き起こす恐れもあります。
特に5年以上使っているエアコンは、内部の冷却フィンやシロッコファンにカビが繁殖しやすく、臭いの元になっていることが多いです。
そこで今回は、業者に頼むと費用がかかるエアコンの分解洗浄を、自分でできる範囲でやったことを詳しく解説します。

2. エアコンの内部構造とカビの繁殖メカニズム
- 熱交換器及び冷却フィン:銅パイプに薄いアルミフィンが密に取り付けられている部分で、冷媒ガスの循環によって空気を冷やします。
- シロッコファン:冷却した空気を部屋に送り出すファン。
これらの部分は冷えるため結露が発生しやすく、ホコリと湿気が溜まることでカビや雑菌の繁殖温床になりやすいです。
結果として、エアコンの風から嫌な臭いが出る原因となります。

3. DIY分解洗浄に必要な準備と使用する洗浄剤
- 工具類
- プラスドライバー
- 六角レンチ(機種により必要)
- 小さな容器(ネジ紛失防止用に焼酎のキャップなど)
- 洗浄剤
- お風呂用洗剤(例:バスマジックリン)
- 消毒用アルコール
- ウェットティッシュ(除菌タイプ推奨)
- その他
- たわしまたはブラシ
- サーキュレーターや扇風機(乾燥促進用)※なくても自然乾燥でOK
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4. エアコン分解の具体的な手順
4-1. 安全第一!コンセントを抜く
分解作業前に必ずエアコンの電源プラグを抜き、安全を確保しましょう。
4-2. 外装パネルの取り外し
- 上部の爪を外し、ネジを2箇所外す(※機種によりネジの位置が違います)
- ネジは紛失防止のため容器に保管
- 内側の爪を押し上げて外装を丁寧に取り外す
4-3. フィルターの取り外しとチェック
- フィルターを外して汚れを確認
- 見た目がきれいでも内部の匂いを確認
4-4. シロッコファンの取り外し
- 風向き調整用フラップのモーターとネジを外す
- シロッコファンを固定している六角ネジを外す(機種によっては六角ではなくプラスネジの場合も)
- ネジは紛失しないように保管
- シロッコファンを慎重に取り外す(※アルミフィンを潰さないように)
4-5. 洗浄
- 外装パネルやシロッコファンはお風呂用洗剤を使用してスポンジやたわし等で洗浄
- シャワーで洗剤をよく洗い流す
- アルミフィン部分は消毒用アルコールを吹きかけて除菌
- プラスチック部品は除菌ウェットティッシュで拭き掃除
4-6. 乾燥
- サーキュレーターや扇風機を使い、パーツをしっかり乾燥させる
4-7. 組み立て
- 分解の逆手順で組み立て
- シロッコファンの左右の位置はズレないよう注意(異音の原因になる)
- ネジの締め忘れ、部品の噛み込みに注意
5. DIYでの注意点とリスク
- 自己責任:多くの取扱説明書にユーザー分解禁止の記載あり。
- 故障リスク:誤ってネジをなくしたり、部品を破損すると動作不良に。
- 安全リスク:通電したままの作業は感電などの危険もあるので必ずコンセントを抜く。
- 保証無効:メーカー保証が受けられなくなる可能性も。
もし不安な場合は、専門業者のクリーニングをおすすめします。
市販の洗浄スプレーを使う簡易な方法もあります。
シロッコファンの取り外しと取り付けは他の作業より難易度が高めです。
6. エアコンの資源価値とリサイクル事情
エアコンは銅、アルミ、鉄などの金属資源が豊富に含まれており、都市鉱山としてリサイクル業界で重要な存在です。
しかし、近年は家電リサイクル法により、一般買取店では「再使用(リユース)目的」の取引が主流になっています。
海外輸出向けや国内再販用として扱われることが多いです。
7. まとめ
- エアコン内部のカビや雑菌は嫌な臭いと健康リスクの原因
- 専用洗浄剤がなくても、お風呂用洗剤とアルコールでDIY洗浄は一応可能
- 分解作業はネジの紛失や部品破損に注意し、安全第一で行うこと
- 取扱説明書の指示に反するため、自己責任で行うこと
- 不安な場合は業者クリーニングを利用するのが安心
8.🎥 実際の分解手順や内部構造、洗浄の様子を収録しています。
この記事で説明した流れを、映像で確認しながら進めたい方におすすめです。
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